アメリカの大手ペットフード会社であるPurina社は、肉に代わるタンパク質を主原料とした犬猫用フードの開発に力を入れている。
今回新たに発売されるのは「Purina Beyond Nature’s Protein」という犬猫向けの商品で、地球の資源をより有効でサステナブルに活用することをモットーに作られた。鶏肉や豚肉の割合を減らし、その代わりに栄養価の高い昆虫や植物性タンパク質を材料につかっている。
この商品には2種類の味があり、1つは鶏肉、豚レバー、ミレット(キビ)を主原料とし、もう1つにはアメリカミズアブというハエの幼虫、鶏肉、空豆が使われている。どちらも獣医と栄養士の監修のもとで製造され、犬と猫に必要な栄養素がすべて含まれている。
Purina社としても自信の商品で、ヨーロッパ・中東・北米を管轄するCEOは「1つ1つの原材料がペットの健康のための大事な役割を果たしていると考えています。この新商品は環境に配慮してさまざまなタンパク源を利用しながらも、これまでのペットフードと変わらない栄養を提供できます」と太鼓判を押している。
まずはスイスで11月から発売を開始し、顧客のフィードバックをもとに改善を重ね、世界各国へ展開していく予定だ。
関連URL: Purina sells insect-based dog, cat food to be more eco-friendly