昨年からドバイ空港やヘルシンキ空港などの世界の主要な国際空港で、コロナ探知犬の採用が始まった。特別な訓練を受けたコロナ探知犬は、利用客がコロナに感染しているか否かを匂いで嗅ぎ分けることができ、その信憑性は94%と非常に高い。
全米プロバスケットボール協会(NBA)のチームであるマイアミ・ヒートも、今週からコロナ探知犬を試合に導入する予定だ。試合前に観客のコロナ感染の有無を確認することで、観客間での感染拡大を防ごうという狙いである。
同チームは観戦客の人数を大幅に減らし、1試合あたり2000人以下、試合会場の収容可能人数の1割に限定している。
運よくチケットを手に入れられたファンたちは、会場に着くとまず検疫エリアに案内される。そこでコロナ探知犬が彼らの前を通って感染の有無をチェックする。陰性であれば探知犬はそのまま通り過ぎ、陽性が疑われる場合はその人の前で座る。陽性が疑われた場合は試合を観ることはできない。
犬アレルギーや犬への恐怖心を持っている人は、別室で抗体検査を受けることができ、45分以内で結果が判るようになっている。
そのほかにも観客が遵守すべきルールとして、アンケートに健康状態を記入、マスクの着用などがあり、試合中に口にして良いのは水か炭酸飲料のみとなっている。
ファンがずっと心待ちにしていた生観戦がついに実現される。マイアミ・ヒートの徹底したコロナ対策と探知犬の導入で、観客もより安心してバスケットボールを楽しむことができるだろう。
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