テキサス州に住むある男性がTik Tokに投稿した愛犬の動画がインターネット上で話題になっている。
チャールズという名前のその男性が飼っている犬は、いつも庭の同じ場所に座っている。その理由は日当たりがいいから、骨を埋めている場所だからといった単純なものではない。
犬がいつも座っている場所は隣の家との境界用フェンスのそばで、犬は隣の家の方を向いて何かを待っている様子だ。
かつてフェンスと壁との間には30センチほどの隙間があり、犬がまだ小さな子犬だった頃に隣の家に住む子どもたちがよく手を出して犬を撫でてくれていた。
犬も子どもたちが大好きで、子供の声が聞こえるとフェンスの間に顔を入れ、しっぽを振って喜んでいた。
しばらく犬と子どもたちの微笑ましい交流が続いていたのだが、ある朝何の前触れもなく、フェンスの間にあった溝が隣人によって埋められていた。子どもたちと犬は目を合わせたり触れ合うことが一切できなくなり、チャールズさんも突然の交流断絶に困惑してしまった。
一番悲しんでいるのはやはり愛犬で、溝が埋められて数ヶ月経った今でも子どもの声が聞こえる度にフェンス方へ駆け、子どもたちが来てくれるのを待ち続けている。
チャールズさんいわく、隣人はとてもいい人で悪意があって溝を埋めたわけではないようだ。子どもたちが時々小さなおもちゃをフェンス越しに投げ入れることがあり、過って犬が飲み込んだりしてはいけないと懸念したのだろう。
犬も成犬になると力が強くなり、嬉しくて飛び付いた際に子どもにケガをさせないとも言い切れない。互いの安全を考えた上での策だったとは思うが、その意図を理解できず、一途に子どもたちを待つ犬の姿を見ると切なくなる。
ネット上では多くの人が動画を見て涙し、子どもと犬がまた一緒に遊べる機会を待ち望む声があとを絶たない。
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