約80年ぶりに灰色オオカミの子が発見されるという喜ばしいニュースがアメリカ・コロラド州から届いた。
灰色オオカミの子が見つかったのはコロラド・パークス・アンド・ワイルドライフという野生動物保護区で、その親はおそらく保護区を生息地とするジョンとジェーンか、あるいはM2101とF1084だと思われる。
コロラド州で灰色オオカミは1940年代に絶滅したとされ、ジェーンが2019年に州にやってきてその翌年にジョンが来て夫婦になるまでの約80年間はオオカミ頭数はゼロだった。
今回の子供の発見は、コロラド州でのオオカミ繁殖・マネジメントプロジェクトにおける大きな一歩だと言える。
保護区のスタッフは今後も2マイル以上離れた位置からオオカミの家族を見守り、モニタリングを続けていく。
ゆくゆくはその子オオカミが大きくなってまた新しい家族を増やしていってほしいと州は願っている。
アメリカでは灰色オオカミの頭数が少しずつ回復し、2020年には絶滅危惧種から外された。しかし希少な野生動物として生息と繁殖をサポートする必要がある。
誤ってでも灰色オオカミを殺傷した場合、1000万円の罰金または服役、銃ライセンスの剥奪都いった重い罰が課せられる。
関連URL: Gray wolf pups found in Colorado for first time since 1940s