日本だけでなく海外でも小型犬として人気を誇るシーズー犬。もともと中国の高貴な人々のペットとして繁殖され、長く美しい毛が魅力的だ。
シーズー犬は2層の毛をもち、外側の長い毛のなかに柔らかくて断熱効果のある毛が皮膚を覆っている。定期的にグルーミングなどの手入れしないと目や耳などの健康に悪影響を与えることもあるので注意が必要だ。
アメリカで著名の獣医であるゴールドステイン氏は、毎日少なくとも10分はブラッシングをし、頭から爪先までできるだけ短くヘアカットをして毛が絡まないようにすると良いとアドバイスしている。
犬のサイズにもよるが、月に1回〜6週間に1回の頻度でプロのグルーマーに手入れをしてもらい、暑い夏はとくに短くし、寒い冬は毛を伸ばしてもいい。
せっかくグルーミングにお金をかけるなら、季節に合わせていろいろなヘアスタイルを試してみるのも楽しいだろう。アメリカでシーズーに人気のヘアスタイル4選を紹介したい。
1.トップノットカット
女の子のシーズーなら冬にぜひ試してみたい。全身の毛を長く伸ばし、額の毛を結んでリボンをつけるととてもエレガントで可愛らしい。顔周りの毛は左右均等の長さにし、体の毛も座ったときに床に均等に広がるのが理想だが、とにかく手入れが大変。毛が汚れたり絡まったりしやすいし、耳や目の状態もこまめにチェックしなければならない。また、頭のポニーテールは痛くならないように、寝るときは必ず取り外す必要がある。
2.テディーベアカット
名前の通りまるでテディーベアのような丸くてかわいらしいスタイル。耳としっぽの毛以外は3センチくらいに切り込むので、ロングヘアーほど頻繁な手入れはいらない。それでもすぐに毛が伸びるので、とくに目の周りの毛はこまめに短く切ってあげよう。
3.ライオンカット
テディーベアカットに似ているが、口周りの毛を長く伸ばしてライオンのようなワイルドな印象。茶色のシーズーを飼っていたらぜひ試してみたい。
4.パピー(子犬)カット
ゴールドステイン氏は、このパピーカットが最も機能的で犬にとって快適だと薦めている。サマーカットとも呼ばれ、耳やしっぽも含めて毛は2センチ以下に切り込まれている。
見た目以上にアスレチックで活発なシーズーには、こうした動きやすくて視界のクリアなヘアスタイルが向いているのだろう。短くても内側の毛はもこもこなので、冬でも寒さから身を守ることができる。
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