乾燥した気候で砂漠とサボテンが広がるアリゾナ州で、かわいそうなチワワの子犬が保護された。
チャーリーというその迷子犬はサボテンが生息している場所をさまよい歩いていた際にチョーヤサボテンに触れてしまい、細いトゲが全身に刺さってしまった。
チャーリーは7月22日に地元の動物管理局に保護され、動物保護団体である「アリゾナ・ヒューメイン・ソサイエティー(AHS)」に送られた。
生後5ヶ月で体重わずか2キロのチャーリーは、全身を針に刺された状態で痛みに苦しんでいた。しかしそのトゲを素人が抜くのは危険だったため、すぐさまAHSは獣医チームを呼んで手術をすることに。医師の手によって口やまぶた、足の裏などに刺さったトゲも慎重に取り除かれ、手術は無事に成功した。すべてのトゲがなくなったチャーリーの顔はとても愛らしく、体の毛並みもとてもきれいだった。
傷の回復と術後経過を観察するためチャーリーはその後3週間安静にしていたが、やっと獣医から全快と判断され退院することができた。
AHSはチャーリーが安心して暮らせる場所を見つけるため、SNSなどを通して里親募集を呼びかけた。サボテンのトゲが刺さって手術を受けた経緯も写真とともに紹介すると多くの応募が集まり、募集からわずか2日で里親が決まった。
チャーリーは現在、新しい飼い主のもとで愛情をたくさん受けて暮らしている。一人ぼっちでサボテンの生い茂る砂地をさまよい歩くことはもう決してないだろう。
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