スーパーマーケットで買った野菜に小さな虫がついていたという経験は誰もがあるだろう。ではもしカエルが入っていたら?
カエル嫌いの人だったら悲鳴をあげて店に返品を求めるかもしれないが、この男性はちょっと違った。
彼はロメインレタスのパックのなかに小さな緑のアマガエルが隠れているのを見つけた。そのカエルは寒さのせいかまったく動かず、じっとレタスの葉の下で身を潜めていた。なんだかその姿がかわいくて、夜中に寒い外に放り出すのもかわいそうだと思った男性はそのままカエルをレタスのパックのなかに入れておいた。そのときは翌朝には外に逃そうと考えていた。
しかしそのカエルは思いのほか冒険心が強く、レタスパックを何度も抜け出してドアの上やシャワールームに隠れていた。ほこりだらけの隙間に入って体中が乾いた状態で見つかることもあり、心配になった男性はついにペットストアへ行って虫かごを購入。「飼うと決めたわけじゃないけど、脱出できないケースのなかでもう少し保護しようと思ったんだ」と男性は振り返るが、すでにカエルを手放せないほど気に入っていたのだろう。
今ではそのカエルは「トニー」と名づけられ、男性が新たに買った豪華なテラリウムで暮らしている。テラリウムのなかはトニーがかくれんぼを楽しめるように植物や石などが設置されており、カエルの生息に適した湿度と温度が保たれている。
レタスパックを介して運命的に出会い、ともに離れがたい存在となった男性とトニー。2人のストーリーは他者にとっては害虫扱いされるような小さな命でも、人の人生を楽しく豊かにしてくれるのだと教えてくれる。トニーにはいつまでも元気で長生きしてほしい。
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