海外でよく売られている犬用ビスケットは茶色で骨の形をしており、肉っぽい匂いがするものが多い。
しかし近年はインスタ映えを狙ってか、とてもかわいくデコレーションされた犬用ビスケットが流行している。茶色いビスケットの上に白やパステルカラーのアイシングがかかっており、思わず人の手が伸びてしまいそうなほど美味しそう。
かわいいビスケットを愛犬に与えるのはいいが、問題はそれらがあまりにも人間用のクッキーに似ているため、人が間違えて食べてしまうケースが増えていることだ。
実際にイギリスのジョンソン首相が皇室でのプライベートランチに参加した際、エリザベス女王の犬に用意していたビスケットを間違えて食べてしまった。帰りの車で首相は「すばらしい食事だった。とくにチーズとあの変わったビスケットが美味しかった」とコメントしたそうだが、犬用だと知らされ驚きと恥ずかしさでパーティーの余韻は一気に冷めてしまったようだ。
そもそも犬はおやつの見た目など気にしないのに、人間のおやつに似せたかわいいビスケットを与える必要はない。人間が食べても毒ではないが、とくに小さな子どもが犬用と知らずにレバーや骨粉入りのビスケットをたくさん食べてしまうといった事態は避けたい。また、間違えて人間用のビスケットを犬に与えてしまって犬が糖分の摂りすぎやアレルギー反応を引き起こす恐れもある。
やはり行き過ぎたデコレーションは控え、犬用と人間用できちんと見た目に違いをつけたほうがよさそうだ。
ワールドペットニュース
インスタ映えするかわいい犬おやつは問題?
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