田舎暮らしに憧れてファームハウスを購入したエミリーさんとダイランさん夫婦。しかしその物件の敷地内には馬やにわとりではなく、16匹のノラ猫が住んでいた。
不動産担当者が「オーナーはその猫たちを捕まえる気はないみたいですが、そのままでは契約は無理ですか？」と不安げに尋ねたが、エミリーさんらは目を輝かせて「そんなことないわ。買います！」と答えた。
そうして夫妻と16匹の猫たちの愉快な生活が始まった。はじめは家の前の道路に座って様子を伺っていた猫たちだが、おやつをもらったりするうちに距離が縮まり、夫妻もおもちゃやまたたびを与えて可愛がるようになった。
事実上の飼い主となった2人は猫たちの健康を考えて16匹すべてにワクチンを打ち、毎日餌を与えるようにしたが、問題は猫たちの寝場所だった。前のオーナーは小屋で餌を与えていたが、窓やドアは外れており外敵や寒さから身を守れる安全な場所とは言えなかった。
そこで夫妻は別の物置き場を猫のシェルターにDIY改築しようと決心。ホームセンターで新しい餌ボウルやヒーター付きのベッド、資材などを買い込み、壁に棚や猫が歩ける通路を取り付けた。猫たちはすぐさま気に入り、心地よさそうにくつろいでくれた。
引っ越したばかりの頃はあまりに多くの猫に圧倒されていたが、いまでは猫たちが2人の家族であり精神的な支えになっている。仕事から帰ると嬉しそうに駆け寄って出迎えてくれるのが何よりの癒しだ。
動画に写っている猫のシェルターはまだ未完成のもので、その後も夫妻は手を加え続けてきた。エミリーさんは@freedomfarmhouseというアカウント名でインスタグラムとTikTokで近況をアップデートしているが、そこには猫のドリームハウスと言ってもいいほど素敵な猫ハウスが紹介されている。外観はおしゃれなロッジ風で中は
エアコン完備。日当たりや眺めも申し分なく、そこで16匹は最高なひとときを過ごしているようだ。
やっかい扱いされがちなノラ猫16匹も家族として迎え入れ、猫用の家まで建ててしまった夫妻。SNSはフォロワー数10万人を超える人気となり、猫好きインフルエンサーとして活躍の場を広げている。
