世界一ブサイクな犬を決める「World’s Ugliest Dog」コンテストがカリフォルニア州で行われ、数多くのユニークで愛嬌のあるブサイク犬がジャッジの前でその魅力をアピールした。
最終的に2022年度コンテスト優勝者となったのは、チャイニーズ・クレステッド・チワワという毛のない犬種との雑種であるミスター・ハッピーフェイス。
飼い主のバネリーさんは2021年にアリゾナ州の保護動物施設でミスター・ハッピーフェイスとはじめて出会った。舌を垂らし、足を引きずりながら彼女に擦り寄ってきたとき、バネリーさんは自分が里親として犬に選ばれたのだと感じ、今日まで愛情を注いで育ててきた。
しかし、ミスター・ハッピーフェイスは高齢で、腫瘍や治療が困難な健康問題をいくつも抱えている。獣医に余命あと1ヶ月だろうと宣告された最中でのコンテスト。参加すること自体が大きな挑戦だったが、優勝を勝ち取った2人はとても嬉しそうだ。
「この子の謙虚な魂は人々に年老いた犬であっても愛情と家族が必要であることを気づかせてくれると思うわ」とバネリーさんは受賞を喜んでいる。
見た目や年齢、健康状態に関わらず、飼い主として最後まで全力で愛情を注ぐバネリーさんの姿は多くの人々の共感と称賛を集めている。
関連URL: A new winner is crowned at the ‘World’s Ugliest Dog’ competition — and he's a looker