エコに配慮するならペットの餌も環境への負担が少ない商品を選びたいもの。餌は大きく分けてウェットタイプとドライタイプの2種類があるが、どちらがよりエコかお分かりだろうか?
ブラジルサンパウロ大学の動物栄養学者ヴィヴィアン・ペドリネリ博士と研究チームは900以上のペットフードを対象に環境へのインパクトを調査した。
その結果、ウェットフードのカロリーの90%近くは動物性の原料からできており、生産・加工するためにドライフードよりも多くの土地や水を必要とし、温室効果ガスの排出量も多いことがわかった。
しかし、ペットフードのなかには人間が消費するための肉の加工において捨てられる部分を利用することもあり、それらの材料の環境へのインパクトを測るのは難しい。むしろ捨てる食材を使うのはエコじゃないかという反対意見もある。
いずれにせよペットフード選びで困ったら、肉をはじめとする動物性原材料の少ない餌ほど環境への負荷が少ないと理解すれば間違いないだろう。
言うまでもなく、飼い主である人間も食べる肉の量を減らすことが大切だ。ダイエットと健康をかねて2023年は、愛犬、愛猫とともにプラントベースの食事を増やすのもいいかもしれない。
関連URL: Dry pet food may be more environmentally friendly than wet food