ニュージーランドの東オークランド郊外で見知らぬ2頭の犬によるペット襲撃事件が相次いでいる。その2頭はこれまでに5頭の猫を殺し、ほかに2頭の犬を攻撃したと報告されている。
インタビューに応じた住民のタークインさんは12歳の愛猫のマフィーを襲撃によって失った。事件が起きた日の午後、彼女は親戚の家を訪れており、16時頃に車で家に帰ると庭に2頭の見知らぬ犬が威圧的な様子で立っていた。タークインさんが車のクラクションを鳴らすと犬たちは走り去っていったが、庭には見るも無残な状態で死んでいるマフィーが残っていた。首は反対方向に捻じ曲げられ、内臓が出るほどお腹を食いちぎられ、皮膚や毛はあちこちに飛び散っていた。
犬がきたときマフィーとほかの猫は木の下で寝ており、高齢の真フィーだけが逃げ遅れて襲われてしまったようだ。ショックと怒りに震えたタークインさんの夫はすぐに犬を追ったが見つけることはできなかった。
タークインさんの近所の人の飼い猫も、同じ犬におそわれて死んでしまった。犬を目撃した人は皆、タッグを組んだその2頭の犬は闘犬のように凶暴で脅威的だったと言う。リードなしで突如現れ、執拗にペットの犬猫を襲う行動はおそらく本能ではなく、卑劣な飼い主によって訓練されたものだと考えられる。
犯行を繰り返す2頭の犬は白いバンに乗り込むところを目撃されており、2頭が走っている姿も動画に撮られている。しかし動物管理局はいまだに犯人を突き止めることができない。事件前にはまったく目撃されていないので、離れた地域からわざわざ車でやってきて犯行に及んだと推測される。
またほかの地域でペットや幼い子どもが被害に遭わないよう、地元警察と動物管理局は住民に情報提供を呼びかけている。
関連URL: ‘Ripped apart’: Roaming dogs kill five pet cats in East Auckland suburb