真冬には地面が雪で覆われるワシントン州で暮らすティモシー・エリスさんは、雪の降る静かな夜にいつものように自宅でパソコン作業をしていた。
家の外に設置した監視カメラの画像がティモシーさんのパソコンに転送されるようになっているのだが、たまたま画像に目をやった彼はなにか生き物が映っているのを見つけた。
それはティモシーさんの庭に忍び込んだ1匹のアライグマだった。アライグマが来るのは彼の住む地域ではめずらしいことではなかったが、カメラに映るアライグマのこれまでに見たことのない行動に、ティモシーさんの目は釘付けになった。
そのアライグマは仁王立ちになって両手を空に向かって上げ、舞い落ちてくる雪片をつかもうとしている。頭に溶けた雪を振り払いながら、何度も雪をつかもうとする姿はとても可愛らしく、まるで絵本に出てくる動物のようだ。
ティモシーさんはこのアライグマの純粋な好奇心から起こった行動に感動し、「私たちは街にやってくる野生動物に慣れてしまい、バックグラウンドノイズのように感じている。でもこんな瞬間を見られるのはおもしろいよ。野生動物も個々の性格の違いがあって、それぞれ楽しみ方も違うということを忘れてはいけないね」とコメントしている。
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