アメリカイリノイ州に住むウォルトンさん一家の娘アニーさんは、中米バハマから40kmにあるタークス・カイコス諸島に留学をしていた。
留学生活も残すところあと2週間というとき、アニーさんはビーチで黒い子犬に遭遇した。その子犬はしっぽを振ってアニーさんに近寄り、離れたくない様子だった。近くの人の情報では、その子犬は2週間ずっとひとりでビーチをうろうろしており、母犬や面倒をみている人もいない。
犬好きのアニーさんはこのまま子犬を置いていくことができず、子犬を連れて飛行機でアメリカに帰国する決心をした。急いで必要な書類手続きやワクチン接種などを済ませ、一緒にシカゴ行きの飛行機に乗った。子犬のミッジは機内でも驚くほど落ち着いており、まるでこうなることを予測していたかのように喜んでいた。
家について驚いたのは、やはりアニーさんの両親だ。両親が飼っている2匹の犬たちも興奮していたが、フレンドリーで好奇心いっぱいのミッジはすぐに慣れて家族の一員となった。とりわけレトリバーのミリーとの相性がよく、相棒として追いかけっこをしながらいつも一緒に遊んでいる。
留学先で彼氏、彼女ができるという話はよく聞くが、異国で出会った身寄りのない子犬を連れて帰ってしまうアニーさんのようなマネはなかなかできない。初対面でアニーさんの優しさに気づき、シンデレラストーリーをみずから形にしたミッジも強運の持ち主だ。家族の愛に包まれて、いつまでも幸せに暮らしてほしい。
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