
アメリカでまたアフリカン・グレイ・パロット(ヨウム)がペットショップから盗まれる事件が起こった。
ニュージャージー州の富裕層が住む街にある鳥専門のペットショップ「Birds By Joe 2」では、1月から鳥の盗難被害が相次いでいた。
2月頭には、7000ドルで販売されていたアフリカン・グレイ・パロットが盗まれた。店主であるカタリーナ・ルカビシュニコワさんは警察へ通報するだけでなく、インスタグラムに鳥の写真と情報を投稿して広く情報を求めた結果、無事に鳥を取り戻すことに成功した。
しかし、犯罪はさらに激化していった。
2月半ばの夕暮れ時にある男が店に入り、すぐさまカタリーナ・ルカビシュニコワさんの顔面をクロスボウで射抜き、そのまま車で立ち去った。
カタリーナさんは撃たれた後、犯人の腕を振りほどき、近くの店に助けを求めて逃げ込んだので、すぐに警察と救急車が駆けつけた。彼女は重症だったが命に別状はなかったようだ。
ベルゲン郡検事局重犯罪課とサドルブルック警察は、FBIを含むこの地域のいくつかの機関の協力を得て、容疑者の捜査と捜索を行った。監視カメラ、ナンバープレート読み取り機、目撃者の聞き込みにより、刑事は容疑者を特定することができた。
襲撃から24時間も経たずして、53歳のレイモンド・M・キャリー容疑者を、殺人未遂、不法目的凶器所持などの容疑で逮捕した。
「彼はリピーターです。彼は何の前触れもなく、無言で私を撃ちました」と話すカタリーナさん。容疑者は以前にも彼女の店で窃盗をした経験があり、何かしらの恨みがあって犯行に及んだと思われる。
鳥を愛し、鳥たちの世話に献身してきたカタリーナさんが、このような事件に巻き込まれるのは非常に悲しい。彼女の顔と心の傷の回復をサポートするためにGoFundMeというファンドレイジングページが開設され、顧客たちを中心に支援の輪が広がっているようだ。
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