
ジョージア州郊外の道路脇で、ケガを負ってひとりでうろついている犬が発見され、地元警察は、散歩に行くふりをしてペットを外に連れ出した後、犬を遺棄した男を捜索している。
保護された雑種の犬「アポロ」は、ジョージア州メンローのオールド・ステート・ロード沿いで、保護団体「ラックス・レスキューセンター」のオードレイ・ラック氏によって発見・保護された。
「飼い主がなぜ道路脇に置き去りにしたのか理解できない。車が猛スピードで通り過ぎたりする場所で犬が捨てられた場合、その犬の生存確率は非常に低い」とラック氏は話す。
発見時、アポロは非常に怯えており、足を引きずっていた。背中には野生動物かほかの犬に襲われたと思われる傷があり、熱い道路を走ったせいで肉球の皮膚が剥がれていた。
ラック氏はアポロが置き去りにされる様子を捉えた防犯カメラ映像をSNSで共有している。映像にはTシャツとカーゴショーツを着た年配の男性が車からアポロを連れて降りる様子が映っているが、その後男性は森に囲まれた道路脇にアポロを置き去りにして車で立ち去った。
「アポロが誰かのゴミのように捨てられてから48時間、私は休むことなく探し続けてきた。今日、必要な手がかりを得て急いで現場へ向かった。アポロの信頼を得るのに1時間以上かかったが、一度信頼されると、大きな茶色の瞳から恐怖が溶けていくのを見た」とラック氏は投稿した。
そして、「アポロを捨てた男は恥を知れ。必ず見つけ出す」と警告している。
ラック氏は、米国南部の人の少ない地域でペットが遺棄される問題について大きな危惧を抱いている。アポロの件を広くソーシャルメディアで知らせることで、動物の遺棄行為が違法であることをペットの飼い主たちに改めて訴えている。
アポロは治療を終え、現在ラックズ・レスキューを通じて里親募集中である。
SNS上では多くの人がアポロへの同情や飼いたいという声を寄せており、アポロが新しい飼い主を見つけるのに時間はかからないだろう。
前の飼い主を痛烈に批判する声もあり、「見つけたら手足を縛り付けて、森の中に置き去りにしてやりたい」というコメントには多くの共感が寄せられた。
関連URL: Rescue Searching for Man Who Abandoned Loyal Dog on Georgia Road