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小学校が耳の聞こえないセラピー犬の誕生日会を開く

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ニュージャージー州の学校が聴覚障害を持つセラピー犬の誕生日パーティーを開催し、感動的な瞬間が話題を呼んでいる。

パーティーは11月17日、ニュージャージー州ヴァインランドにあるウィリアム・メニーズ小学校の体育館で行われ、9歳のピットブル「コール」を全校生徒でお祝いした。パーティーの様子は、コールの飼い主である音楽教師クリストファー・ハンナ氏がインスタグラムで共有した。

動画には、誕生日用の王冠とシャツを着たコールが、数人の生徒に車椅子で校内の講堂に運ばれる様子が映っている。その後、子供たちが「ハッピーバースデー」を歌いながら、アメリカの手話で歌詞を表現した。この手話は子供たちがこの日のために特別に学んだものだ。
動画には、子供たちがコールの周りに集まるなか、のんびりと椅子でくつろぎながら誕生日のおやつのチキンナゲットを味わうコールの姿が映っている。

「生まれつき耳が聞こえないピットブルミックスのコールは、過去7年間、学校のセラピー犬として私と共に活動してきました」とハンナ先生は説明する。
「音楽教師として全校生徒に教えながら、コールが毎日誰とでも交流する姿を見てきました。毎朝スクールバスを出迎え、午後には見送りに駆けつける。コールは子供たちにとって本当に大きな励みです」。
「コールは生徒たちに、おたがいの違いを受け入れること、障害は不可能性ではないこと(コールの場合は超能力)を教えてくれます。コールと生徒たちの関係はすばらしいものです。でももっと力強いのは、彼らがコールの歩みから学んだ教訓を共有し合う姿です」と付け加えた。

ウィリアム・メニーズ小学校のカーリー・オドノヒュー校長は、コールが学校コミュニティの「特別な存在」だと述べた。
「彼の誕生日パーティーは、単なる楽しい時間や普通の学校集会ではありませんでした。生徒や教職員にとって彼がどれほど大切な存在かを本当に示してくれたのです。生徒たちが 『コミュニケーション、共感、敬意』という学校が掲げる3つのスキルを表現するすばらしい機会となりました」と校長は語った。

この学校の教師たちや親は、コールの子供たちとの接し方は、大人にはできない特別なものだと感じている。彼の存在自体が変化をもたらし、子供たちを穏やかで思いやりのある態度へと導いてくれるからだ。

「ある夫婦が『なぜ障害のある犬を飼いたいの?耳が聞こえなかったら良い犬にはなれない』と言うんです」とハンナ先生は話す。
「その夫婦がこの子犬についてそう言うなら、私の甥について何と言うでしょうか?甥も生まれつき聴覚障害者です。障害があったら良い人間になれないと決めつけるのでしょうか。『違い』や『障害』に対する人々の考え方を変えることが、私の使命だと思っています」。

関連URL: Elementary School Throws Deaf Therapy Dog a Surprise Birthday Party as Students Learn Sign Language to Sing ‘Happy Birthday’

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