
そんな流れを後押しするような新しい法律が、アメリカ・テネシー州で施行された。
新法では、これまでペットとしてアライグマを飼育する際に必要だった31ドル(約4,500円)の許可料が免除されることになった。
ただし、どんなアライグマでも飼えるわけではない。飼育できるのは、合法的なブリーダーなどから入手した個体で、予防接種を受けていることや、野生で捕獲された個体ではないことなど、いくつかの条件を満たす必要がある。さらに、テネシー州野生生物資源局(TWRA)の飼育許可証も引き続き必要となる。
一方で、州は野生のアライグマを捕まえてペットにすることは今も禁止している。
TWRAは、「アライグマは狂犬病などの病気を媒介する可能性があるほか、成長すると縄張り意識が強くなり、攻撃的になることがある」として、安易にペットとして飼うことには注意を呼びかけている。
それでも、この法改正を歓迎する人は少なくない。
法案に関わったジェレミー・フェイソン州下院議員は、「法案成立後、『待ちきれない!』『ありがとう!』という連絡が数百件、もしかすると数千件も届きました」と話し、多くの州民がアライグマを家族として迎えたいと考えていることを明かした。
ふわふわのしっぽに愛らしい表情で人気を集めるアライグマ。しかし、その見た目とは裏腹に、野生動物ならではの習性や危険性も持ち合わせている。
「かわいい」だけで飼える動物ではない。今回の法改正は、アライグマ人気の高まりと、野生動物との付き合い方について改めて考えさせられる出来事となりそうだ。
関連URL: New law makes it easier to own a pet raccoon in Tennessee








