このニュースを伝える、ペット・メディア「アニマル・フェア」をはじめとするメディア各社によると、今月12日にめでたく夫婦になったのは、「アニマル・フェア」編集長のウェンディ・ダイヤモンドさんの愛犬、メスのコトン・ド・テュレアール「べビー・ホープ」と、オスのスタンダード・プードル「チリー」。
家族や友人、関係者など、約250名のゲストを招き(もちろん全員正装・人間以外の生き物も多数出席)、マンハッタンの高級ホテル「ジュメイラ・エセックスハウス」で盛大に行われたこの結婚式、かかった費用はなんと15万8187ドル(約1235万円)。
ベビー・ホープの特注ドレスは6000ドル(約47万円)、会場を埋め尽くした蘭は総額3万ドル相当(約235万円)、振舞われた寿司は5000ドル分(約40万円)……と、贅を尽くした内容だが、いったいなぜそんなに豪華にしたのかという種明かしをしてしまうと、実はこの式、「アニマル・フェア」と動物愛護団体がペットの殺処分数削減に向け行ったチャリティーイベントなのだ。
家族を待っている保護ペットの存在を広く知らせるとともに、活動資金集めのために、前代未聞の豪華な結婚式をあげ注目を集めることを思いついたそうだが、この記録は「史上もっとも豪華なペットの結婚式」として、ギネス世界記録にも正式に認定されたのだとか。
ちなみに、この式にかかった経費はすべてパーティのチケット代などでまかなわれたほか、料理や会場のデコレーション、引き出物なども、ダイヤモンドさんの活動に賛同した専門家や企業が協力を申し出て、ノーギャラで提供したという。
そんな華々しい結婚式を挙げた2匹だが、ともに不妊手術を受けているため、残念ながらジュニア誕生は望めないとか。今後はダイヤモンドさんとともに、保護ペットの家族探しや募金活動など、夫婦でチャリティー活動の顔役を務める予定だ。
なお、ダイヤモンドさんといえば昨年11月、愛犬のマルチーズ「ラッキー」が「世界一セレブと一緒に写真を撮った動物」としてギネス世界記録に認定されたというニュースでご紹介したことがあるのだが、そのラッキーは先月、13歳で生涯を閉じたそうで、今回の結婚式は彼女の生前の功績を称えるための追悼式典でもあったそうだ。
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総額1000万円以上! 世界一豪華なペットの結婚式 米国
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