地元紙「ウォータールー・リージョン・レコード」によれば、話題の猫はカナダ・オンタリオ州キッチナー在住のサラ・ランギルさんの愛猫で、3歳になるオスのマンチカン「サイ」。サイは先月24日、ギネス世界記録から正式に「世界一背の低い猫」に認定された。
マンチカンはもともと足の短い猫種だが、サイの短足っぷりは別格。肩から床までの体高が13.6センチしかなく、写真で見ると胴体に直接まん丸い足先がくっついているように見える。
とはいえ、飼い主のランギルさんはサイの足の短さについて、今まで気にかけることはなかったらしく、友人に「こんな短足な猫、見たことがない」と言われたのを機にネットで調べたところ、世界一小さい猫といわれた「ミスター・ペブルス」は体高が16.5センチ(しかもすでに死亡)、その当時「世界一背の低い猫」の記録を持っていた「フィズガール」は15.2センチと、いずれもサイの記録に及ばないことがわかり、一気に色めきたったとか。
その後、ギネス世界記録の規定により、獣医師による3度の採寸が行われ、先月めでたく正式に世界一と認定されたという。
ランギルさんは5年ほど前から趣味でマンチカンのブリーディングを行っているそうだが、特により足の短い種を作り出そうとしたことはなく、サイが生まれてきたのは本当にたまたまのことだとか。
とんでもなく短い足のほか、右目に障害を負っているが、サイは普通の猫とまったく変わりない活発な猫だそうで、ウサギのようにぴょんぴょんと飛び跳ねながら遊ぶのが大好きだそうだ。
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