ピンクシャンパン・フォックスと呼ばれるこの美しいキツネは、100年ほど前、カナダの農場で人工交配の末、生み出されたが、現在はカナダ・オンタリオ州の農場と、この生後4ヶ月のミコの2頭だけが存在を確認されている。
ピンクシャンパン・フォックスは、白い毛で生まれてくるが、生後5ヶ月頃に毛が生え替わると、徐々にピンク色に変化していくそうだ。自然界には存在しないこの毛色のキツネは、30年以上の年月をかけ、アカギツネやアルビノのキツネ、ハイイロギツネ、その他の種のキツネを交配させ人工的に生み出されたペットとして飼うためのキツネだ。
ミコは一緒に飼われているマラミュートと非常に仲良しだ。過去一度だけ、脱走してしまったが、数週間後、ボロボロの状態で発見されたという。キツネは野生動物だが、このように人工的に管理されて生まれてきたミコは、野生では生きていけないようだ。
関連URL: 「Design your trust」掲載記事(英文)