職業犬の役割は言うまでもなく立派であるが、すべての犬が警察犬に適しているわけではない。
フレンドリーすぎて悪者を追いかけられなかったり、その仕事自体、またはその匂いに関心を示さなかったり。CIAの訓練犬であったルルもその1匹である。
ルルはCIAの爆発物探知犬として訓練を受けていたのだが、ひとつの小さな問題があった。
トレーニングを始めて2、3週間で、ルルは爆発物の匂いを探知することに興味を示さなくなってしまったのだ。
訓練犬のなかには気分が乗らない日があったりするのだが、ルルの場合はまったく関心を失ってしまったようだった。
食べ物や遊びでもモチベーションは上がらず、訓練生活を楽しんでいないのは明らかだった。
犬の身体や精神面での健康を最優先し、CIAはルルをプログラムメンバーから外すことに。
「負け犬」となったルルだが、幸運なことに担当の訓練士にペットとして引き取られ、犬としてはハッピーな暮らしを手に入れることができたのだ。
ルルは毎日子供たちと遊んだり、裏庭でうさぎやリスの匂いを嗅ぎつけたり、犬用のトレーでご飯やスナックを食べ、犬らしい生活を満喫しているそう。
ルルの代役としてCIAに採用されたのは、1歳の黒いレトリバーのハリー。ふざけるのが好きでエネルギーに溢れ、ジャンプや遊びが大好きな男の子だ。
プログラムでは最年少だが、学習意欲がとても高くて賢いハリーの今後の活躍が楽しみである。
関連URL: Dog Flunks Out of CIA Bomb-Sniffing Unit for a Very Cute Reason