寒さが増している米国。ルイジアナ州やフロリダ州といった南部の暖かい地域にも寒波が訪れ、例年より気温が5度から8度も低い。
その寒さの影響を最も受けているのは、アメリカ南部に生息する野生のイグアナたち。気温が下がった1月中旬以降、次々とイグアナが空から舞い落ちて人々を驚かせている。地元のニュースでも、落下するイグアナに頭をぶつけないよう注意を促している。
イグアナは冷血動物のため寒さに弱く、気温が10度を下回ると動きが鈍く無気力になってしまう。そして気温が7度以下になると、冬眠状態あるいは寒さによる失神を起こす。
実際に地面に落ちたイグアナは仰向けで死んでいるように見えるが、呼吸はしており体の内臓も機能している。体の防衛機能によって冬眠状態になるわけだが、7度以下のまま8時間以上が経過すると残念ながら死んでしまう。体が大きいオスは生存できる時間が長いが、小さいものは早く死んでしまう確率が高い。
しかし外来種としてアメリカにやってきて、長年生き延びてきたイグアナもバカではない。寒さでコロリと死なないように深い穴のなかに潜んだり、水の近くで生活するといった寒波対策を講じて生き延びているようだ。
ワールドペットニュース
フロリダ州で怪奇現象!空からイグアナが落ちてきた
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