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片目だけの障害猫。安楽死直前に救われ、今ではネットの人気者に

海外

イギリスに住む動物好きの女性メーガンは、3年前に1匹の「特別」な猫と出会い、一目でその猫に惚れ込んで里親になろうと決めた。

クリケット(こおろぎ)と名づけられたその猫は、ブリーダーのもとで生まれ、生まれつき片目がなかった。唇は裂け、あごも歪んでいた。そのため食べ物を与えるのが大変で、誰ももらい手がいないだろうと判断したブリーダーは、クリケットを安楽死させようと考えていた。

熱狂的な動物好きとして周囲の人にも知られていたメーガン。彼女の母親の友人がブリーダーからクリケットの話を聞いた時、その友人はすぐさま「メーガンなら!」と思い電話をかけた。

「クリケットを見た瞬間に恋に落ちたわ。彼はとても小さかったけど、目に見える新しい世界に興味津々な様子だった」と、メーガンはクリケットに初めて出会った時の印象を語る。

メーガンと彼女の家族は骨と皮だけのやせた姿だったクリケットに愛情を注ぎ、献身な世話をしてあげた。その甲斐あって彼の体重は徐々に増加し、新しい飼い主と信頼関係を築いていった。今ではクリケットは健康でとてもハッピーな猫に成長している。

唇とあごの障害のため噛み砕くことが難しいため、成猫になっても柔らかいキャットフードのみを食べている。食事中も餌を口から落としたりするので、食事には多くの時間がかかる。
しかし健康には問題なく、片目なのでときどきヨタつくことはあるが、メーガンにふざけて飛びついたり、かくれんぼをして遊ぶことが大好きだ。

メーガンがクリケットのインスタグラムを開設すると瞬く間に話題となり、現在のフォロワー数は12万人を超えている。クリケットが特にポーズや芸をするわけではなく、猫として普通の生活をしている姿を紹介しているのだが、彼のひょうきんな仕草や愛らしい表情には何か特別な魅力を感じさせる。

メーガンはクリケットのインスタグラムを通し、多くの人に保護猫や保護犬、特別なケアを必要とする動物について知ってもらいたいと思っている。また、クリケットと同じ障害を持つ動物を飼っている人ともインスタグラムを通して交流を深めているようだ。

「障害を持つ動物を世話するのはクリケットが初めてで、健常な動物とは違う形の愛情やケアが必要だと知ったわ。彼のおかげでまったく新しい世界を知ることができたの。
だからペットを飼おうと考えているなら、まず保護施設を訪れてほしい。元気で毛のふわふわした子だけでなく、年老いた子や特別なケアが必要な子にも目を向けてみてください。

動物保護施設は運営が困難で、動物たちを世話するスペースも限られている。もしあなたが1匹の動物を引き取ると、それは同時に2匹の動物の命を救うことになるの。1匹はあなたが引き取った動物、もう1匹は新しく保護施設に入ることのできた動物です。

今クリケットは健康でとても幸せで、生きることを楽しんでる。彼が私の世界を変えてくれたように、保護動物はあなたの世界も変えてくれるはずです」と、メーガンは熱いメッセージを送っている。

クリケットを通してメーガンの思いが1人でも多くの人に届き、保護動物が安心して暮らせる世界になることを願いたい。

関連URL: Nurse saves one-eyed kitten from being put down – now he's a viral sensation クリケットのインスタグラム:

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