スマートフォンは私たちの生活を便利で楽しくしてくれる一方で、スマホ無しでは生きていけない、数時間手元にないだけで不安になるという依存症も問題になっている。
スマホを通したコミュニケーションツールとして日本ではLINEが一般的だが、アメリカではSMSを使う人が多く、常に誰かと短いメッセージを送り合っている。ペットの飼い主の中には、SMSを使えないのはペットと離れるよりも怖いと思う人も少なくない。
「Simple Texting」というアメリカのオンラインSMSマーケティングプラットフォームは、1000人以上のスマホユーザーを対象にある調査を行った。ユーザーに対して投げかけた問いは、「スマホを手元に置いておくために、何かを犠牲にしなければならないとしたら?」
ペットを飼っているスマホのヘビーユーザーに対し、1ヶ月間無しで生活するならペットかスマホのどちらか尋ねたところ、40%はスマホを選んだ。ペットたちにとってはなんとも悲しい結果ではあるが、数字で見るとペットはかろうじてスマホユーザーの恋愛相手には勝てたようだ。恋人やパートナーよりもスマホを選んだ人は44%。恋人と対面で会えなくても、スマホさえあれば恋人とコミュニケーションを取れるからかもしれない。
そのほか、アルコールよりもスマホと答えたのは72%、コーヒーよりもスマホ派は64%だった。義理の両親と1ヶ月一緒に暮らすかスマホかという悩ましい問いには、約半数の47%がスマホを取った。
スマホを見ながら犬の散歩をする人も増えてきているものの、やはりペットは何ものにも代えがたい愛おしい存在だ。ペットフード会社が昨年行った調査では、2000人のペットの飼い主のうち34%は「ペットは自分の子供のようで、自分の身と血を捧げてもいいくらい大切な家族だ」と答えている。
関連URL: Survey Finds 40 Percent of Americans Would Give Up Their Dog for a Month Over Their Phone