アメリカミズーリ州にあるセントルイス動物園のペンギンたちが、雪の日の「遠足」を楽しんだ。
園で飼育されている2匹のオウサマペンギンと6匹のジェンツーペンギンたちは、遠足の日に特別に水槽から出してもらい、雪の積もった動物園内の小道をヨチヨチと散歩した。
動物園が撮影した動画では、飼育員に見守られながらペンギンたちが嬉しそうにペタペタと雪を踏んだり、空から舞い降りる雪を珍しそうに眺めている。そしてご近所さんであるシロクマと熊にも積極的に近づいて挨拶をし、遠足を満喫したようだ。
雪を楽しんだのはペンギンたちだけではない。園で暮らすカワウソたちもふかふかの雪の上を体をくねらせて滑って遊んだ。カワウソは分厚くて水をはじく毛皮に覆われているので、冷たい水や雪に触れても体温を保つことができる。思う存分そり滑りを楽しんだあとは、巣穴に戻って身を寄せ合いながら眠っていたそうだ。
南極原産のペンギンなど、寒さに強い動物たちにスポットライトを当て、今回の遠足の企画をしたセントルイス動物園。遠足は前もって計画せず、サプライズとして不規則に行っているようだ。訪問するのは難しいが、動物園のホームページを通して雪を楽しむ動物たちの様子を観ることもできる。
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