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ゴーグル&保護服姿がクールな介助犬、神経科学者の飼い主を支える

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介助犬であるゴールデンレトリバーのサンプソンはちょっと変わった仕事着を着ている。白衣にグローブ、ゴーグルを身につけ、飼い主とイリノイ大学の研究所で働いている。

サンプソンの飼い主である56歳のジョーイさんは、もともと乗馬トレーナーとして活躍していたが、2006年に乗馬中の事故で頭部に大けがを負ってしまった。前頭前野と体の左半身を司る神経に永久的な損傷を受け、現在も後遺症とトラウマに苦しんでいる。

しかし、ジョーイさんはその経験から人間の脳をもっと理解したい思うようになり、大学に入り直して神経科学を専門的に勉強した。
現在は博士号取得のためにイリノイ大学で研究をしており、ラボに入るときもサンプソンを同伴している。
サンプソンは研究者が着ている保護服と同じものを身につけ、訓練を重ねてゴーグルの長時間着用もできるようになった。

「ラボで私が何かを落としたらサンプソンは私のそばに来てくれて、私がそれを拾い上げるときの支えになってくれます。彼の支えなしでは大学での研究やプログラムを遂行することできなかったでしょうね」とジョーイさんは言う。

介助犬を同伴できる研究機関はまだ少ないため、ジョーイさんは啓蒙活動にも力を入れている。世界中の大学に声をかけ、障害を持つ研究者が介助犬とともにラボで活動できるよう、ガイドラインの採用とより多くの介助犬の採用を求めている。

「私が人々に最も理解してほしいのは、介助犬はとても高いレベルの訓練を受けていて、彼らは飼い主の自立をサポートするだけでなく、健康や安心感、幸せを与えてくれるということです。介助犬のおかげで1人では無理だったさまざまなことができ、人生を可能性を広げてくれます。サイエンスの分野に関心のある障害者がもっと活躍できるよう、受け入れる気持ちを持って環境を整えてほしい。今がまさにその時なんです」。

関連URL: Golden Retriever Service Dog Learns to Wear PPE so He Can Work in the Lab with His Owner

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