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車椅子の犬と盲目のキツネが互いの障害を乗り越えて親友に

海外

イギリスで後ろ足に車椅子をつけたテリア犬と、目の見えないキツネが不思議と心を通じ合せ、寄り添って暮らす姿が話題を呼んでいる。

2匹はロンドン北部で獣医のアナさんとともに暮らしている。アナさんは昨年の10月、交通事故で2本の足を骨折したキツネの治療に関わった。そのキツネは盲目で野生に戻すことが不可能だと思ったアナさんは、自宅で世話をすることにし「パンプキン」という名前をつけた。
その2ヶ月後にアナさんのもとへ5歳のテリア犬「ジャック」がやってきた。ジャックは脊髄の腫瘍が原因で歩行が困難となり、さらに前の飼い主が亡くなるという不幸が重なって大変な状況にあった。アナさんと治療とリハビリを重ねて今ではかなり足が強くなったものの、まだ車椅子に頼る生活をしている。

パンプキンとジャックはすぐに仲良くなり、ジャックも後ろにパンプキンがついて歩いたり走ったりするようになった。ジャックが歩くときに聴こえる車輪の音をパンプキンは注意深く聞き取り、その音に合わせて方向を変えたり、止まったりしている。
家の中でもパンプキンはジャックともう1匹の犬と寄り添うようにして寝ている。アナさんが言うには、盲目のパンプキンはおそらく自分がキツネではなく犬だと思っているようだ。寂しがり屋でいつもジャックについていくので、時々ジャックは鬱陶しがっているものの、人間の兄弟姉妹関係と同じで2匹はくっついたり離れたりを繰り返して絆を深めている。ジャックは足の筋力がついて早く走れるようになったが、散歩の時はいつも後ろのパンプキンに目をくばりながらペースを調整する優しい犬だ。

2匹が共に歩いている動画はインターネットで話題となり、視聴数は10万回を超えている。
散歩中は近所の人たちの視線が集まり、特に子供たちはキツネのパンプキンに興味津々の様子。キツネなのに人を見ても逃げないので、皆に可愛がられているようだ。

関連URL: Blind fox becomes best pals with disabled Terrier - who acts as her guide dog

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