約半年前、イギリスのトレント川で溺れかけていた犬が救出された。ジャーマンシェパードでベラという名前のその犬は、卑劣な飼い主によって夜中に川に捨てられた。
翌朝に犬の散歩をしていた人が水の中にいるベラを見つけたとき、彼女の体はまだ僅かに動いており、目も開いていた。
すぐにベラは水の中から引っ張り出されたが、驚いたことにベラは紐で川の中の岩に縛りつけられていた。飼い主が意図的にベラを溺れ死させようとしたとわかり、発見者はすぐに警察に電話をし、近くの動物病院へ連れて行った。
応急処置を受けた後、ベラはRSPCA(王立動物愛護協会)という慈善団体で6ヶ月にわたるリハビリをした。団体職員のエラさんは、「ベラの治療はとても困難で、生き延びられないと思いました。老犬で腎臓と肝臓機能もかなり弱っていましたから」と振り返る。
しかしベラは6ヶ月かけて順調に回復をし、やっと新しい家に行く準備ができた。
ベラのニュースはネット上で紹介され、「なんでそんな残忍なことができるの?」「かわいそうに、きっとトラウマに苦しんでいるでしょう」「動物虐待の罪をもっと重くすべきだ」といった声が寄せられている。
ベラは持病があるため継続的な治療とリハビリが求められ、医療費も高額である。それでもベラの最後のパートナーとして、愛情を注いでくれる人が見つかることを願いたい。
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残忍な飼い主によって川に捨てられた犬が奇跡的に回復
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