アメリカ人女性のローレンさんは動物保護に関心があり、長い間動物の里親になったりリハビリの手助けをしていた。しかし1人目の子供を妊娠をし、妊娠後期に差しかかったとき、子供が産まれたら時間が限られるのでしばらくは動物を引き取るのをやめようと決めた。
彼女の決意は固かった。ダヴと会うまでは...。
里親活動を休止しようと決めた朝、夫婦で朝食を食べにドライブをしていると怪我を負った猫が駐車場にいるのを見つけた。
ローレンさんはすぐさま車を停めてその猫のもとへ駆けつけ、朝食の残りで気を引きながら何とか猫を抱き抱えた。ケガに加えてその猫が妊娠をしていると気づいたローレンさんは同じ妊婦として放っておけず、猫を動物病院へ連れていった。
病院での治療を終えるとローレンさん夫婦はその猫を家に連れていき、ダヴと名付けることにした。近所の人々にその猫の飼い主がいるかを調べたものの、生まれてずっと野良であることがわかった。もう里親にはならないというルールをあっけなく破るかたちで、ダヴを一時的に引き取る決意をした。
2人の妊婦は通じ合うものがあったのかすぐに仲良くなり、一緒に過ごしながら互いに妊娠最後の週を迎えた。
「ダヴは私が行くところには必ずついてきて、毎朝庭のフェンスのところで一緒に朝食を食べながら私の隣に座り、お腹を撫でてもらうのが大好きなのよ」とローレンさんは話す。お互いにお腹の大きい2人のツーショット写真がなんとも愛らしい。
ついにローレンさんがカイリーという名前の娘を無事に出産して病院から家に戻ると、なんとほぼ同日にダヴも6匹の赤ちゃんを産んでママになっていた。道で偶然出会い、たまたまお互いに妊娠しており、同じタイミングで出産した2人はまさに運命とも言える特別な関係となった。
子猫たちとカイリーはともに成長し、子ども同士が大きくなるに連れて一緒に遊ぶようになった。そして互いの子供が生まれて数ヶ月後、ローレンさんはダヴと彼女の6匹の子猫すべての里親を見つけることができた。手放すのは悲しかったが、すべての猫は家からさほど遠くないところに住んでいるので、ローレンさん夫婦とカイリーはいつでもベストフレンドに会うことができる。
妊娠中は動物保護をしないという決意を破ってしまったローレンさんだが、それと引き換えに彼女と娘のカイリーは何物にも変えがたいすばらしい経験を得ることができたはずだ。
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