身寄りのないかわいそうな迷い犬がある家族を火事から守り、一躍ヒーロー犬として注目を集めている。
その犬は迷子となり、ヴァージニア州ビッグストーンに住むゴロウェイさん家族の敷地内をうろうろとしていた。ゴロウェイさんはその犬をバターと名付け、寒さしのぎのために屋外用の小さな小屋を置き、小屋のなかに電気ランプを取り付けた。
しかしバターの小屋のランプから火が起こり、炎はゴロウェイさんの家の方まで広がっていった。バターは火事を知らせようと家の窓へと走り大声で吠え立てた。
いつもと違うバターの声に異変を感じて起きたゴロウェイさんが家のなかを確認すると、小屋から起こった火事の火が家の窓を突き破っていた。
彼はすぐに家族を連れて外へ避難し、駆けつけた消防隊による消火によって被害は小規模に抑えられた。バターの迅速な判断と行動によって家族の命と家を守ることができたと、ゴロウェイさんはバターにとても感謝をしている。
しかしこの話にはまだ続きがある。バターの消火活動にあたった消防士がバターの写真を何枚か撮っていたようで、その写真のいくつかが地域の人のフェイスブックに掲載された。するとバターの飼い主がそれを見つけ、「この犬は迷子になっている私の飼い犬クーパーです」と声をあげたのだ。
クーパーの飼い主はゴロウェイさんに連絡をとって説明をし、まもなく再会を果たす予定になっている。
「バターがいなくなるのは辛くて泣きそうだけど、彼が幸せならそれが一番だよ」とゴロウェイさんは微笑む。両家族はこれからも付き合いを続けていくつもりだ。
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