新年の目標にダイエットを掲げる人は少なくないだろう。そんな人に勇気を与えてくれるあるビーグル犬の減量成功ストーリーを紹介したい。
アリゾナ州フェニックスに住むエリンさんは、2019年5月に地元の保護犬施設に肥満を患うビーグルがいると知って訪ねた。エリンさんと旦那さんのチャドさんは体重40キロのその犬を見てすぐに「この犬は特別だ」と感じた。肥満で思うように動けないけれど驚くほどフレンドリーで明るい性格に惹きつけられたのだ。夫妻はその犬の里親になることに決めてウォルフギャングと名付けた。
ともに弁護士である夫妻はそれまでに5匹の肥満犬を受け入れリハビリを成功させた経験がある。獣医のアドバイスのもとでウォルフギャングのダイエットにも取り組み、食事は高タンパク質で低カロリーなターキーのひき肉と野菜を与えた。
体が重くて休憩なしでは6メートル以上歩けなかったが、少しずつ歩く距離を伸ばして半年かけて運動を習慣化させた。体が重いと心臓や内臓に負荷がかかり、夏場は心臓発作の危険もあるので散歩は朝の5時と夜に限定しなければならなかった。
2年以上にわたる二人三脚での努力が実り、ウォルフギャングは27キロの減量の成功した。現在の体重は13キロに落ち着き、丸太のようだったお腹はすっかりしぼんで健康体に戻った。
基本の食事と運動は変わらないが、ときどきご褒美をもらうウォルフギャング。お気に入りはスターバックスのカプチーノを少し舐めることだとエリンさんは笑う。
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