テキサス州ヒューストンに住む63歳の女性シェリーさんは飼い犬と家を出たきり3日間行方がわからなくなっていた。
シェリーさんは認知症を患っており、飼い犬である黒いラブラドールのマックスを散歩に連れて行って帰れなくなったとみられる。
警察とボランティアが3日間周辺の捜索を続けたところ、シェリーさんの家の隣にある敷地面積8000エーカーの広大なジョージ・ブッシュ公園内で見つかった。
捜索に参加したシェリーさん家族の友人ミカエルさんの話によると、シェリーさんは公園入口から数百メートルの木々に囲まれた場所にいた。捜索隊が近づくとマックスは吠えて警戒したが、その鳴き声のおかげでシェリーさんの正確な位置が分かり救出に繋がった。
シェリーさんはかすり傷とあざ、脱水症状があったものの命に別状はなかった。「不明だった3日の間に気温が上がったり雨が降ったりしたのに母は驚くほど元気でした。本当に感謝しています」とシェリーさんの娘さんは安心した様子だった。
見つかったときにマックスは首輪も散歩ひももつけていない状態だったが、シェリーさんにずっと寄り添っていたようだ。そして捜索隊に鳴き声で存在を知らせたマックスは、シェリーさんの命を救ったヒーローだと言っても過言ではない。
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