マグナムさんが飼っているメス猫のラッカーカッテンは体は大きいが、外に出るとまるで羽が背中についているかのように軽やかに走る。
マグナムさんはかつて都会でアパート暮らしをしており、週末はラッカーカッテンを連れて田舎にあるもうひとつの家で過ごしていた。ラッカーカッテンは家ではのんびりした猫だが、自然のなかでは溢れんばかりのエネルギーを発散するように飛び跳ねたり走って遊ぶのが好きだ。田舎には思いきり走れる草原や森、ジャンプできる岩や小川がたくさんある。
散歩の帰り道、2人の楽しみは家のドアまでの数十メートルを競走することだ。ラッカーカッテンが2歳のときに始めたが、全速力で走るマグナムさんを追い抜かすのをラッカーカッテンも楽しんでいるようだ。冬には雪が積もった道を2人はともに駆け抜ける。
これまでビデオの記録のなかで、ラッカーカッテンが出した自己ベストタイムは60メートル5.8秒という速さだ。絶対に負けたくないラッカーカッテンは過去12年間のレースを全勝してきた。冬は長い爪で雪を引っかきながら走るのでさらに速く、滑りそうなマグナムさんは到底追いつくことはできない。
季節が変わるたびに違う楽しみ方を見つけながら週末田舎暮らしをしていた2人だが、ラッカーカッテンが7歳になったときにマグナムさんは田舎の家に引っ越す決断をした。ラッカーカッテンは彼に家や自然のなかでのんびりと生活する大切さを教えてくれた。そしてただじっと座って森を楽しむことがどんなに素晴らしいことかを。
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走るの大好き!飼い主を余裕で追い抜かす俊足猫
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