亡くなった最愛のペットが忘れられず、写真や絵などをそばに置いておく人は少なくない。しかし海外には愛犬のタトゥーを体に刻み、永遠の愛と絆を示そうとする人がいる。
そのひとりがアメリカ人女性のロビン・マスクロップさんだ。彼女は2019年にブル・テリアのブロンソンの里親となり、目に入れても痛くないほど溺愛していた。しかし昨年7月、ブロンソンは原因不明の発作で3歳という若さで突然死んでしまった。
ロビンさんは最愛で特別な犬だったブロンソンへの追悼の気持ちを表すため、タトゥー彫師であるボーイフレンドに頼んでブロンソンの顔を腕に刻んでもらった。さらに驚くことに、そのタトゥーのインクのなかにはブロンソンの骨の灰が入っている。
愛犬の体の一部を自分の肌に身につけることで、ロビンさんはブロンソンがいつもそばにいるような安心感と、ブロンソンのことを一生忘れないという想いを強くできると感じている。自分の腕に刻まれた愛犬のタトゥーを初めて見たときは、感情があふれて涙が止まらなかった言う。
ペットの灰の成分は高品質な炭素で、さまざまな使い道がある。タトゥーとまではいかなくても、墓石の文字用インクとして使える。また灰を天然石と組み合わせてジュエリーにしたり、実際に音楽として聴けるビニールレコードを作成することもでき、欧米ではペットの灰を活用した商品の需要が高まっているようだ。
関連URL: Heartbroken Pet Owner Gets Tattoo of Beloved Pooch Who Died – Using Ink Mixed with His Ashes