アメリカに住むブレット・イングラムさんは、今年も自宅に大きなクリスマスツリーを飾り、ホリデーシーズンを楽しんでいた。
そんなある日、自宅のパソコン前で仕事をしていると、何やら変な騒音が聞こえるのに気がついた。その音がする方に近づくと、クリスマスツリーの中から小さなくしゃみが聞こえた。
ツリーの周りを確認するが、何も見当たらない。するとまた、「クシュン!」と大きなくしゃみの声。
イングラムさんがよく目を凝らしてツリーの中を覗き込むと、なんとそこにはネズミのような細長いピンクの鼻と丸い目の動物が隠れていた。それはオポッサムという動物で、もちろんイングラムさんのペットではない。一体なぜそんなところにいたのだろうか。
オポッサムはオーストラリアやアメリカ大陸に生息する有袋類の動物で、樹上で生活している。おそらくそのオポッサムはイングラムさんの家に潜り込み、クリスマスツリーを見つけてそこに逃げ込んだのだろう。
これまで野生動物が家に入り込んだことが一度もなかったので、イングラムさんは動揺し、どう扱ってよいのかわからなかった。野生動物保護センターに連絡したところ、グローブをはめて捕まえ、外に出してやるようアドバイスされた。
無事にオポッサムを捕獲して外に逃がしたが、予期せぬオポッサムの訪問はイングラムさんにとって忘れられない体験となった。「早めのクリスマスプレゼントをもらった気分だわ」と語るイングラムさん。逃げたオポッサムは、いまは違う家のクリスマスツリーでくしゃみをしているかもしれない。
関連URL: Woman Suddenly Realizes There's A Living 'Ornament' In Her Christmas Tree