オーストラリアには「レインボー・ロリキート」と呼ばれる虹色の美しい野生インコが生息している。
マックスさんという名前の男性の家にある日、2羽のレインボー・ロリキートがやってきた。マックスさんはその2羽と適度な距離を取りながら、じっと庭に座って見つめていた。すると2羽は彼が安心できる存在だと知り、毎日のように訪れるようになった。その2羽は群れの仲間を連れてくるようになり、次第にその数は増えていった。
マックスさんは毎朝集団で彼の家にやってくる鳥たちを「マフィア」と呼んでいるが、虹色のインコが戯れる庭はまるで楽園のようだ。
マックスさんはいつもベンチに座って鳥たちを見つめ、彼らが近寄ってくるまでじっと待つという姿勢を変えない。
群れのなかのボス的存在である「パブロ」はいつもマックスさんの頭や背中に乗って遊ぶのが好きで、彼が家のなかにいるときは窓をくちばしでつついて「外に出てよ」とアピールする。
今や鳥たちとマックスさんは家族のような繋がりをもっている。大切なのは、じっくり時間をかけて鳥たちに信用してもらい、尊敬の気持ちをもって接することだと言う。無理に触ったり、家に連れ込んだりしてはいけない。
動物だけでなく、人間同士の関係においても、適度な距離をもって相手をリスペクトすることが信頼関係の構築に欠かせない。マックスさんはきっと人付き合いも上手なんだろうが、鳥の声がうるさすぎて近所迷惑になっていないことを願いたい。
ワールドペットニュース
毎朝100羽以上の美しい虹色の鳥が集まる家
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