テキサス州に住む17歳の少女が、ヤギに強制的に毒を飲ませて死なせるという悲しい事件が起こった。
罪に問われているオーブリー・ヴァンランディンガムは、「フューチャー・ファーマーズ・オブ・アメリカ」という農家を目指す農科学専門の学生団体の会長をしており、チアリーダーとしても活躍していた。
しかし、家畜動物によるショーの大会で勝ちたいあまり、ライバルの大事なショーアニマルであるヤギに毒を盛るという行動に走ってしまった。
彼女が通うビスタ・リッジ高校が警察に提出した監視カメラの映像には、ヴァンランディンガムが学校の納屋でヤギの頭を押さえながら、注射器のようなものを使ってヤギの喉に殺虫剤を押し込んでいる様子が映っている。
法廷文書によると、彼女はその後2時間の間に2回ヤギの様子を見るのを目撃され、ヤギの所有者の母親に電話してヤギが「おかしな動きをしている」と伝え、ヤギが痙攣しているビデオをほかの学生に送った。
ヴァンランディンガムの携帯電話の検索には、「How much bleach can kill an animal(どれだけの漂白剤を飲ませたら動物を殺せるか)」や 「Poisoning pets, what you should know ペットを毒死させる方法」といった記録が残っていたようだ。
ウィリーは、くしゃみ、下痢、咳、震えの症状で獣医に運ばれたが、約21時間後に飼い主の腕の中で息を引き取った。
病理学者は、家畜の外部寄生虫駆除によく使われる殺虫剤ホスメットによる有機リン酸中毒が死因であると断定した。
現在ヴァンランディンガムは家畜動物虐待の重罪に問われており、5,000ドルの保釈金を支払い、自宅で裁判を待っている。
裁判所命令により、彼女は被害者の家族との交流や接触、自分のペット以外の動物の世話を禁止されている。また、薬物検査を受けるよう命じられている。
彼女はヤギに毒を飲ませたことを認めており、ヤギの飼い主は「詐欺師」で「詐欺師は嫌い」だと警察に話したという。
被害者の母親はデイリー・メール紙に、加害者は反省しているようには見えないと語った。
「平手打ちでは済まされない。今のところ、彼女は自分が罰せられると思っているようには感じられません。彼女は自分のしたことに責任を持つ必要があります。刑務所に入って精神的な助けを得てほしい」と声を荒げてコメントした。
テキサス州法では、彼女は2年以下の懲役または1万ドルの罰金に処される可能性があり、判決は3月に行われることになっている。
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