米インディアナ州の地方局「WFIE」によると、そのお騒がせ犬は同州エバンズビル在住のジェリー・バッツさんの愛犬、ラブラドール・レトリーバーの「ブギー」。家から脱走した彼は、どういうわけか、ハーフマラソンに飛び入り参加したのだとか。
地元のYMCA主催のハーフマラソンが行われたのは先週土曜。スタート直後、競い合うランナーの集団に加わったブギーは、そのまま21キロ超のコースを走りぬき、無事ゴールしたというのだ。
飼い主不明のため、完走後は地元シェルターで保護された。エバンズビル警察は公式Facebookを通じて、ブギーの写真に次のような言葉を添えて、飼い主を探してもらえるよう呼びかけた。
「彼は大会への参加登録をしていないので公式タイムはわからないが、“飼い主の伴走なしで完走した犬”の大会新記録を打ちたてたことは間違いない。このチャンピオン犬の身元を知っている人は、彼が家に帰れるよう手助けしてほしい」
この記事はあっという間にネット上に広がったが、当の飼い主はこの一連の騒動にまったく気がつかなかったという。バッツさんは愛犬が家にいないことに気がつき、地元シェルターに出向いて無事ブギーと再会したあとになって、ようやくことの顛末を知ったそうで、「こんなに大事になっていたとは!」と驚きを隠せない様子だ。
ちなみに、前述の通り、この大会では飼い主の助けなしにハーフマラソンを走りぬいた犬の例など過去にないらしく(それどころか世界初なのでは)、大会を主催したYMCAは今週火曜、ブギーの功績を称え、彼にメダルを贈ったそうだ。
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飼い主の目を盗んでハーフマラソンに参加した犬 見事完走 米国
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