2014年にスタートした「キティホール・イベント」は今回で2回目。「City Hall」(“市庁舎”の意)をもじり、シアトル市のエド・マレー市長が、シアトル市庁舎を「キティホール(Kitty Hall)」にすると宣言すると、11匹の子猫が市庁舎にやってきた。
このイベントは、動物保護団体「シアトル・アニマル・シェルター」に保護されている猫の引き取り手を探すために行われたもので、昨年は多くの猫に新しい家族がみつかり、大成功を収めた。今年も11頭の子猫を一目見ようと、キティホールには長蛇の列が続き、たくさんの人が詰めかけた。
シェルターの責任者ドン・ジョーダン氏は、「猫はすばらしい相棒でペットであるが、彼らが独自の個性を持った動物であることを忘れてはならない。そして彼らはとてもきれい好きだ」と語る。シアトル・アニマル・シェルターにはキティホールにやってきた子猫以外にも家族を探しているたくさんの猫や犬、ウサギ、モルモット、イグアナ、鳥などさまざまな生き物が出会いを待っているという。
日本でも、殺処分を減らそうと行政を含めさまざまなボランティアが活動を続けているが、このように行政が積極的に広く動物愛護を啓発する活動が望まれている。
関連URL: シアトル市ニュース(英文/Kittens return as City Hall becomes “Kitty Hall” for the day) Kitty Hall 2015(写真) SeattleAnimalShelter Facebook