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ごっこ遊びもお風呂も一緒。愛と忍耐で女の子の遊び相手をする猫

茶トラのおじいさん猫ベイリーは、飼い主のエリンがまだ大学生だったときに拾われた。当時まだ子猫だったベイリーを見たエリンは、それまで会った猫とは全然違う、なにか運命的なものを感じたそうだ。
しかし、大学寮では動物を飼うことを禁止されており、大学から注意をされたエリンは泣く泣くベイリーを実家の近所に住むおばあさんに引き取ってもらった。けれどもベイリーはその家に馴染むことができず、エリンは両親を説得して実家でベイリーを飼うように頼んだ。
大学を卒業したエリンはベイリーとの暮らしを取り戻し、結婚、出産を経験した。彼女は長女を産むまで、まさかベイリーと我が子がこんなにも相思相愛になるとは想像できなかった。
最初は警戒していたものの、少しずつ赤ちゃんへの好意は強まり、一緒に寝転んだり、じゃれあったりするようになった。
次女が生まれてからも、ベイリーは2人の娘たちといつも一緒に過ごした。一緒にお風呂に入り、同じテーブルで食事をし、昼寝も共にした。大抵の猫が嫌がって逃げるような女の子のごっこ遊びにも忍耐強く付き合った。プリンセスのドレスを着たり、赤ちゃんになりきってベビーカーに乗ったり。ベイリーはなにをされても嫌がらず、娘達との時間を心から楽しんでいた。そして彼女達が眠りにつくとエリンの肩によじ登り、頬にキスをして甘えた。

愛情深く、家族にとって本当に特別な存在だったベイリーだが、悲しくも2019年1月に他界した。長女が弱ったベイリーを腕に抱えて最後の歌を聴かせている動画は涙なしには観られない。
これまでベイリーの動画を楽しんで観てきた世界中のファンも深く悲しみ、多くの追悼のカードと猫のぬいぐるみがエリンの家に届けられたそうだ。