スコットランドのアビモア近くにあるハイランド野生動物公園で、4匹のとても希少な猫の赤ちゃんが一般公開された。
その猫は「スコットランドヤマネコ」と呼ばれるヨーロッパヤマネコの一種で、体は薄茶色と黒い縞模様の毛に覆われ、太くて先が黒い縞柄の尻尾が特徴的。イエネコよりも体格が大きく丈夫で、もともと野生でウサギやネズミを獲って生きていた。
ハイランド地方では尊い存在として崇拝されてきたが、生息環境の変化やイエネコとの交雑、病気などで年々個体数は減り、現在は絶滅の危惧に瀕している。
ハイランド野生動物公園はスコットランドヤマネコの繁殖に取り組んでおり、コロナウイルス感染拡大によるロックダウン中の5月に4匹は産声をあげた。オスが1匹、メスが3匹で、大きな耳と丸い目が可愛らしい。
3ヶ月間は隔離された場所で育てられていたが、やっと一般公開が果たされた。猫は人間からコロナウイルスに感染する危険性があり、これまでにアメリカなどの動物園でトラが感染したケースがあった。
ハイランド野生動物公園も感染予防に取り組んでおり、スコットランドヤマネコに近づく際はマスクを着用するよう見物客に呼びかけている。
ワールドペットニュース
見物客はマスク着用を!絶滅危惧種のスコットランドヤマネコが一般公開
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