カナダの「グローバル・トロント」というニュース番組で、放送中に犬がスクリーンに映るというかわいい放送事故が起こった。
スクリーンに乱入したゴールデンドゥードル犬は気象予報士のアンソニー・ファーネルさんの愛犬「ストーム」君で、アンソニーさんが天気について説明している際にひょっこりと現れておやつをねだり始めた。その後約2分間にわたってストームは画面に映り、アンソニーさんの隣をウロウロと歩き回っていた。
ストームは画面の一部を遮ってしまったが、視聴者からクレームはなく、むしろ突然のかわいい訪問者を喜ぶ声の方が多かった。
「アンソニーさんが動揺せず、まるで犬が視界に入っていないかのように説明を続けていたのが面白かった。まったく声を出さなかったストームもすごいわ。ほとんどの犬は飼い主に無視されたら吠えるもの。ストームはとてもプロフェッショナルね」と視聴者の1人はコメントしている。
アンソニーさんは仕事中にストームを家に1人ぼっちにさせるのが心配なのでよく職場に連れていくようだ。愛犬がそばにいるとアンソニーさんも心が休まり、職場のスタッフ達にも可愛がられている。アンソニーはいつもスタッフ1人1人のデスクを訪ね、おやつをもらうのが日課になっている。
机の下で待っているはずが、放送中のスタジオに乱入してしまったのは大きなミスではあったが、この放送事故のおかげで「グローバル・トロント」の注目度が上がったのも事実である。
いまやストームは番組の宣伝犬として活躍し、「storm the weatherdog(ストーム・ザ・ウェザードッグ)」というアカウント名でインスタグラムも開設した。事故ではなく、企画としてストームが番組出演する機会もこれから増えそうだ。
関連URL: Canadian Meteorologist's Dog Named Storm Interrupts Live Weather Report to Look for Treats