ボストンのローガン国際空港で逃げ出した乗客の猫が、3週間の必死の捜索活動の末にやっと飼い主のもとへ戻ることができた。
その猫はロウディという名前の4歳の黒猫で、15年間ドイツに住んでいた飼い主夫妻とともにアメリカに戻ってきた。ルフトハンザ航空の飛行機がローガン空港に着陸した際、ロウディは飛行機の周りにいた鳥を追いかけようとケージから抜け出してしまった。
すぐにロウディは追いかける側ではなく、追いかけられる側になった。事態を知ったルフトハンザのスタッフや空港の建設労働者、動物保護団体員などが総出でロウディの捜索に汗を流し、カメラやトラップを仕掛けたが見つからない。
飼い主も諦めかけていた3週間後、ロウディが無事に保護されたという連絡が入った。
「疲れたのかお腹が空いたのかわかりませんが、今朝ロウディは自分から人前に出てきて捕まえさせてくれたのです」と空港のスポークスマンは述べている。
ロウディは健康チェックを受け、問題なければ飼い主に引き取られる。飼い主夫妻はまさか見つかると思わず、驚きと喜びで気持ちの整理がつかない状態だが、捜索に尽力した人々に深く感謝しているそうだ。
これから夫妻はフロリダに引っ越す予定だが、ロウディと移動する際はきっちりとケージをロックして逃げ出さないよう気をつけてほしい。
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