羽を広げると25センチにもなる大きな蛾がアメリカで発見されて話題となっている。
アトラスモス(日本名:ヨナグニサン)と呼ばれる蛾で、赤茶色の羽に三角の白い模様が美しいが、家の壁に手のひらよりも大きな蛾が止まっていたら恐ろしくて後退りしそうだ。
というのもこのアトラスモスはアジアの亜熱帯地域が原産の蛾で、今回アメリカのシアトルで見つかったのはとてもめずらしい。ワシントン州農業局が捕獲して調べたところ、アメリカで発見された初めてのアトラスモスであることがわかった。
アメリカにやってきたのはこの1羽だけなのかまだ不明だが、農業局はもしほかに見つけたら写真を撮って知らせてほしいと呼びかけている。これだけ大きい蛾を見つけたら誰もがスマホを取り出して写真を撮らずにはいられないだろう。
チェリーやリンゴの木のあるところに生息するというアトラスモス。アメリカのチェリーの収穫時期に合わせて海を渡る長旅をしてしまったのだろうか。
今後複数見つかった場合、生物の生態系に影響を与える可能性もあると当局は注意している。もしこんな蛾がウヨウヨ飛んでいたらシアトルの人々も穏やかに過ごせないだろう。
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