ペットの鳥がひとたび家から逃げてしまうと見つけるのはかなり至難の業だ。自分の足で歩く犬や猫と違ってつばさを持つ鳥は移動距離がはかり知れないし、木の上や低木のなかに隠れてしまうとなかなか見つけられない。
アメリカのイリノイ州に住むサシャさんも飼っているインコの「ブルー」が逃げてしまい途方に暮れていた。近所の木々や排水溝の中を探したがどこにも見当たらない。
諦めきれず、ソーシャルメディアを通して最愛のインコの捜索に手を貸してほしいと呼びかけた。
ちょうどその頃、サシャさんの家から240キロも離れた街に住むチェロさんという男性が、たまたま歩いている際に青く美しいインコに気づいた。イリノイには野生のインコは生息しないため、誰かのペットだろうと思ったチェロさんはそのインコを保護し、オンラインで迷子インコの情報を探した。そこで自分が保護したインコとブルーがそっくりであることに気づき、すぐに写真をサシャさんの投稿のコメント欄に送った。
写真を見て間違いなくブルーだと確信したサシャさんはすぐさま旦那さんと車に乗り込み、片道3時間かけてブルーを引き取りに行った。「チェロさんはブルーの命を救い、再会を果たしてくれたゴッドマザーよ」とサシャさんは喜んだ。自分たちの身に起きた奇跡に興奮を隠せず、ブルーを見た時は涙が止まらなかったようだ。
鳥を逃してしまうと再会は絶望的だと思われているが、SNSというネットワークが救世主になることもある。もしペットの鳥が迷子になったらSNSで呼びかけることを忘れずに。
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