
どうしても家で留守番したくなかったのだろうか。
ペンシルベニア州キッタニングに住む家族のロードトリップに、飼い猫がこっそり同行していた。しかも驚くことに猫は車のなかではなく、車の屋根にしがみついていたのだ。
旅行初日、マラ・デナルドさんは家族とニューハンプシャー州、そしてニューヨーク州への旅行の準備を整えていた。荷物は車に詰められ、軽食も用意され、飼い猫のレイレイは家で留守番し、シッターに世話をしてもらうはずだった。
しかし猫のレイレイは、家族が出発する際に家から脱走し、ヴァンの屋根に飛び乗ることに成功。強風やでこぼこ道、急カーブにもかかわらず、レイレイは100マイル(約160キロ)もの間、屋根の上にしがみついて耐え抜いた。
「2時間運転した後、ガソリンスタンドに寄ったんです」とマラさんは振り返る。「夫がガソリンを入れるために車から降りると、なんと猫が屋根の上にいたんです!」。
2人は最初はパニックになり、驚き、そして笑い転げたという。
「『どうしよう?』って感じでね」とマーラは語る。「もうかなり遠くまで来ていたし、ニューハンプシャーまでまだ長い道のりだったから、夫は『連れて行くしかない』って言ったの」。
レイレイは家族の一員として旅行に同行することになった。ニューハンプシャーのマラソン大会で父親がゴールする瞬間を見届けたり、ニューヨークの街を散策したりして、レイレイは非日常を味わった。
「彼は本当に楽しい時間を過ごし、すばらしい冒険をしたの」とマラさんは語る。「実際に、行く先々でレイレイの写真や動画を撮りまくったわ。まるで一つの大冒険みたいだった」。
レイレイの冒険を記録した写真や動画はネットで拡散され、大きな話題になっている。
マラさんはこの旅を題材にした児童書を作ろうと執筆を始めたそうだ。レイレイが起こした作り話のような実話に子どもたちもきっとワクワクするだろう。
関連URL: Pet cat rides on van roof for 100 miles to join family on vacation