イギリスのリバプールに住む1歳のコッカー・スパニエル犬は、コロナウイルスの思わぬとばっちりを受けて危うく命を失いかけた。
ラルフという名前のその犬は、コロナウイルスに感染したわけではないが、人間が感染予防のためにつけている使い捨てマスクを誤って飲み込んでしまったのだ。
ラルフは飲んだ水をすぐに吐き出し、好きなおやつさえも拒むため、何かおかしいと心配した飼い主のジュリーはすぐに救急病院へ連れていった。
レントゲンを撮るとラルフのお腹からマスクが見つかり、彼の腸を塞いでしまっていた。獣医チームはすぐさま手術を行なってマスクを取り除き、ラルフの救命に成功した。
「まさか本当にフェイスマスクを食べるなんて思いもしなかったわ」と、飼い主のジュリーは驚きを隠せなかった。
もともとラルフは靴下や下着をくわえて遊ぶのが好きで、そうした小さな衣類をラルフから遠ざけるように注意して生活していた。しかし、ジュリーの娘のハンドバックに入っていたマスクを見つけて口にしてしまったようだ。
道などによく使い捨てマスクが落ちているが、ラルフのような犬が興味を持って飲み込んでしまう危険がある。ポイ捨てをしないのはもちろんだが、犬の飼い主は散歩中に落ちているゴミに犬が近づかないよう注意することが大切だ。
ワールドペットニュース
使い捨てマスクを食べてしまった犬が九死に一生
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