アメリカでは野生のリスが住宅街に生息することが多いが、かわいい反面でちょっとした悪さをして人を困らせたりする。
大抵リスたちは食べ物を盗んでも、人間に見つかる前に持ち前のすばしこさでうまく逃げてしまう。
しかしここで紹介するリスは完全に自分が犯人だと分かる形跡を「鼻」に残してしまった。その写真を見るとまるで鼻に水色のペンキがついているようだ。乾いていない塗りたてのベンチに触ったのかと思わせるが、実は鼻についているのはアイスクリームなのだ。
その日、シャナさんと言う女性は近所の子供の誕生日パーティのためにアイスクリームケーキを買ってきたのだが、冷凍庫がいっぱいだったので外に置いておくことにした。外は氷点下なのでアイスが溶ける心配はない。しかしその判断は大きな間違いだった。
パーティの中盤、シャナさんのパートナーはバースデーケーキが荒らされていることに気づいた。箱はかじって破られ、ケーキの一部が何者かによって食べられていた。
「一体だれがこんなことを?」ショックを受けながらあたりを見回したシャナさんは思わず笑ってしまった。デッキの手すりに1匹の丸々と太ったリスが何食わぬ顔で座っているが、その鼻にはケーキの水色のクリームがベッタリとついている。そのまま動かないので、パーティの参加者みんながデッキのドアに集まり、リスを指差しながら笑い合った。
盗み食いされたケーキはゲストに出せなかったが、シャナさんはすぐに店に戻って同じケーキを手に入れることができた。
リスは自分の友達を呼んできて1つ目のケーキを食べ続けたそうだが、冷たいアイスクリームを一気に食べてお腹を壊さないか心配だったのでシャナさんはケーキを捨てることにした。
「これからは甘いものは絶対に外に出さないように気をつけるわ」と誓ったシャナさん。甘党のリスたちに2度目のご褒美はないようだ。
関連URL: Squirrel Thought He Committed The Perfect Crime — But His Nose Gives Him Away