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ダチョウを保護し命懸けで訓練する女性

海外

ベルギーに住むウェンディさんは「The Ostrich wisperer」と呼ばれている。「ダチョウにささやく人」、つまりダチョウと心を通わせる人として、彼女の動画はインターネット上で話題を呼んでいる。

ウェンディさんはこれまでに屠殺される運命にあったダチョウを何羽も救い、ウーストウェゼル市にあるふれあい動物園でリハビリに励んでいる。
動画の冒頭でウェンディさんはダチョウと顔を寄せあったりハグをしているが、ダチョウに信頼してもらえるまでかなりの苦労を要したようだ。人間の背丈をゆうに超えるダチョウは攻撃性の高い動物で、相手を敵と見なすと真っ向から襲いかかり、キックをしたりくちばしでつついて致命的なケガを負わせる。
ウェンディさんはダチョウが威嚇している時に決してしてはいけない行動があると言う。それはダチョウに背を向けて逃げること。ダチョウは走るのが速く、ハイスピードで追いかけて攻撃してくる。逃げる代わりにすべきことは、地面に体を伏せて自分が脅威でないと示すか、ダチョウの前で背伸びをして片手を思い切り高く挙げて威嚇する。攻めの姿勢でダチョウをビビらせる作戦だが、これをするのはかなりの勇気が要る。

ウェンディさんは毎日ブランケットを持ってダチョウに歩み寄り、一緒に座って鼻を擦りあいながら絆を確かめ合う訓練をしている。しかしダチョウたちはときどき困惑してウェンディさんやほかのスタッフに対して望ましくない行動をとったりする。たとえば座って首を左右にふりふりするのは求愛ダンスだ。これに対しては毅然とした態度で無視をして人間とダチョウの境界線を保たなければならない。
くちばしを撫でてくれる時間が短かっただけで機嫌を損ね、怒って飛びかかってくることもあるそうだ。一途で感情表現が豊かなのだろうが、世話をする方は命がけである。それでもダチョウを愛するウェンディさんは、より多くのダチョウが快適に暮らせるサンクチュアリーを作るのが夢だという。これからもあまり知られていないダチョウの生態や魅力を発信し続けてほしい。

関連URL: Bonding With Her Big Birds

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